表紙絵(張山喜隆)

表紙絵(張山喜隆)

「青森市寺町で空襲に遭いました」  富岡セツ

今から70数年前に、日本は国際連合国の主にアメリカと戦争をしておりました。戦争とは国と国の喧嘩ですから、国の方針を決める政治家たちが起こした訳ですが、その為に兵隊として戦死された人や、敵の攻撃を受けて亡くなった国民たちがたくさんおられた訳ですが、広島や長崎に落とされた原爆の事や、沖縄の地上戦や首都東京の大空襲の話などは大多数の日本人なら多少なりとも知っている方はいると思いますが、青森市のような地方都市の空襲の話などは、あまりよく知られていないと思います。しかしこのような戦争の犠牲になった方々は私たちの住む青森市にもたくさんおられました。その方々のご冥福を祈り、皆さんに平和の有難さを感じて欲しくて自分の戦争の経験を語らさせて頂きます。