主に青森市の古写真(絵葉書)や地図などを展示している、青森まちかど歴史の庵「奏海(かなみ)」の公式ホームページです。
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青森空襲紙芝居作成プロジェクト

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第14回 焼け野原

どれ位水をかけ続けていたのか分かりませんが、少しづつ段々と外の火の勢いが弱まって来たようだし飛行機の音もしなくなったので、少し心を落ちつかせて外の様子を伺うと、水を撒いているような音が聞こえました。すると父が、「油を撒か …

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第13回 左右に水掛け

父が懐中電灯を点けると、そこには家財道具が詰まっていて布団などもあったので、それを水に湿らせて熱気の入って来る入口と出口を父と兄が塞ぎました。それでもまだ煙が入って来るので、この布団に火が付いたら自分達は焼け死ぬと思って …

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第12回 穴の中に水

するとそこに湧水がたまっていてドボンと音がしました。暑くて火傷しそうな体が冷やされたので「お父さん、水があるよ。この穴の中に水があるよ!」と叫んだら、二人がそこに飛び込んで来ました。

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第11回 穴に落ちる

三人で外へ出たらそこはもう火の海の中で、お寺でしたのでお墓の中を走りました。兄と父は走るのが早くて、私は最後になって走りましたが、突然足を誰かに引っ張られるような感じで穴に落ちました。

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第10回 防空壕を脱出

外では爆撃の音がして熱気が防空壕の中に入って来て、一人が逃げ出す二人が逃げ出すして、とうとう自分たち3人だけがそこに取り残されましたが、熱くて熱くてたまらないので3人で防空壕の下の土を指で掘りますと少し水が湧いて来たので …

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第9回 防空壕に逃げ込む

そこで私は、荷物を持ってすぐに父の後を追って向かいにあった正覚寺の防空壕に避難しました。外ではけたたましくサイレンが鳴り響く中、私達の後を追って当時中学校2年生だった兄も遅れて入って来ましたが、その後に背中に火のついた女 …

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第8回 空襲で飛び起きる

暫くしてうとうとと眠りかけた頃、父が「起きろ、空襲だ。今すぐ逃げるぞ。」と言って私を起こしに来ました。

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第7回 床につく

そこから帰って来た父は私に、「何があってもすぐ逃げれるように、枕元に自分の荷物をまとめて置けよ。」と言ったので、私はそのようにして布団の中に入りました。

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第6回 父の怒り

久しぶりに寺町の家に入って「ただ今、お父さん。」と言うと、お父さんは私の顔を見るなり大声で、「なぜ今帰って来たんだ。今日は青森が空襲されるかもしれないと言う日で一番危ない日なのに、今すぐにでも帰れ。」と言われました。でも …

【青森空襲紙芝居作成プロジェクト】第5回 青森へ向かう

7月28日の午後、木造村から満員の列車に乗って川部で乗り換えをして、一緒に青森に帰って来ました。

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