はじめに
  ねぶたの審査を行うようになった理由

1 青森ねぶた審査の変遷
 昭和2(1927) 弘前で懸賞金付きのねぶた審査
 昭和11(1936) 市主催の懸賞金付きネブタ奨励会  「ねぶたの部」「仮装の部」
 昭和12(1937) 戦争によりねぶた中止  昭和21年(1946)ねぶた復活
 昭和22(1947) 「戦災復興港まつり」 1等~3等および佳作
 ※以下戦後の審査制度~『青森ねぶた誌』(阿南透作成)より
 第1期 三段階評価の時代 昭和23~32年(1948~1957)
  優秀・優良・佳良 トラブル相次ぐ
 第2期 無審査時代 昭和33~36年(1958~1961)
  参加賞のみ レベルの低下を招く
 第3期 田村麿賞単独賞の時代 昭和37~41年(1962~1966)
 第4期 賞の複数化 昭和42~53年(1967~1978)
  田村麿賞のほか「奨励賞」(後に「知事賞」)、囃子賞
 第5期 賞の多様化 昭和54~平成14年(1979~2002)
    平成7年(1995)から最高賞が「ねぶた大賞」となる
 第6期 「制作者賞」の復活 平成15年(2003)~

2 現在の審査制度
 合議制から投票制へ
 1位~「ねぶた大賞」 2位~「知事賞」 3位~「市長賞」
 4位~「商工会議所会頭賞」  5位~「観光コンベンション協会会長賞」
 パソコン導入
 審査員は主催団体、報道機関、有識者からなる20名以内
 一般審査員制度(持ち点は審査員の50%) 本年度から廃止

3 令和5年(2023)の審査結果
※以上は、2023年11月4日奏海月例会での、講演資料です。

講演風景
最優秀制作者賞 竹浪 比呂央 「牛頭天王」(青森菱友会)